travel-hack’s blog

時間と場所に縛られない生き方を追求していきます

海外での就労ビザ取得について

さて、実際に移住するとしたらどの国が良いのでしょうか?

もし何らかの仕事をして生活するのであれば、就労ビザが必要となります。

 

香港やシンガポールでしたら、現地の会計事務所等サポートしてくれる会社

も多く会社設立そものものは比較的簡単です。費用も日本と比較してもそんな

に多く必要ありません。

ただし、設立した会社の経営者といえども、日本人である我々が現地で

就労ビザを簡単に習得できるかといえばそんなことはないようです。

 

たとえば、香港でしたら、やはり香港人の雇用ときちんとしたオフィスを

借りることが条件と現地で言われました。就労ビザ発行はイミグレーションの

判断次第ですので、これを満たせば絶対というわけでもないようです。

何より、懸念していた香港の中国化が現実のものとしてすすんでいきそうです。

これまでのような魅力ある地ではなくなっていくのでは、とも想像しています。

 

そういった意味ではシンガポールは独立性が確保されていますので安心では

ありますが、やはり現地人雇用面のハードルと物価面から敷居が高そうです。

 

フィリピンは比較的ビザがとりやすいようですがなんといっても税制が

累進課税の属人主義でありパスした方がよさそうです。

 

タイかカンボジアに個人的には魅力を感じています。

タイはすでに日本人の在住者も数多く、ずっと人気の国ですので詳しい説明

は不要と思いますが、良い意味でありえないと思うのはカンボジアです。

 

東京のカンボジア大使館に行って申請すれば(たしか郵送の申請も可)1か月の

就労ビザを早ければ翌日にも発行してもらえます。

ビザ発行日より3か月以内にカンボジアの首都プノンペンの空港そばの

イミグレーションに行き延長申請をすれば、そこから最長1年間の就労

ビザの延長ができます。一か月分の就労ビザ取得にあたって特に何の制限や

条件もありませんし費用も自分でやれば数千円レベルです。

現在サラリーマンの方でも、たとえ無職の方でも主婦の方でも就労ビザ取得

にまったく問題ないようです。一年間の延長ビザ費用も3万円程度で非常に

格安です。理論的には毎年ビザを延長すればずっと滞在が可能となります。

 

ただし、いくら就労ビザがとりやすいからといって現地のビジネスが成功するか

どうかというのは全く別の次元のお話しで関係ありませんが、とりあえずビザを

もらって長期にわたり生活するのにハードルが低いというのは大きなメリット

かと思います。

 

またこんな何も条件いらずでいつまでも就労ビザを発行し続けてくれるわけで

もないと思いますので何か行動を起こすなら早い方が良いのではとも思います。

 

極端な話しですが、2011年のような震災よりも更に大きな天災に日本が

襲われ、万が一日本に住めなくなってしまうような事態となったとしても、

長期滞在可能な就労ビザがあればパスポートとわずかな現金、身の回りの

必要なものだけを持って現地に避難することが可能です。

 

たとえ起業しなくとも、日本企業による人材募集も少なからずあるようです。

首都プノンペンでしたらイオンモールもできましたし、生活面でも充実して

きたようです。

 

起業という面でいえば、何より人口が1400万人と近隣諸国と比較して

少ないため、これからも日本の大手が進出してくるのは比較的ゆっくりと

したスピードでは無いかと考えており、しばらくライバルは少ないかも

しれません。ただし現地人の給与もまだ低く、もし現地の方々を顧客と想定

するのであれば中間層が育つのにはまだまだ非常に時間がかかりそうであり、

そのあたりが難しそうですが。。。

 

まずは各国を訪問し、実際に自分が現地で体験し思ったことをこれから少し

ずつ書き留めていきたいと思います。