travel-hack’s blog

時間と場所に縛られない生き方を追求していきます

起業したばかりの会社が法人取引を開始するには?

勢いでどんどん記事をアップしていきますね。

前回は起業には思ったほどハードルが高くないというお話しをしました。

信用力のある株式会社さえも、自分ひとり会社で設立可能なのです。

とりわけ今の日本には起業を後押ししてサポートしてくれる民間の会社が色々

ありますので運営も思ったほど大変ではありません。

 

前置きが長くなりましたが、今回のテーマはいかにして法人顧客を獲得するか?

です。

いわゆる個人の起業といえば楽天やアマゾンで何かものを売る等の最終消費者と

直接取引する形態が思い浮かびますが、大きな売上を継続的に確保するには

法人との取引が一番です。

 

業種にもよるかと思いますが以下は私が実際にとった方法です。

自分が発掘した商品を複数の大手小売チェーンの全国店舗に展開できました。

1カテゴリーの商品で年間売り上げも1500万円以上となりました。

 

1.商品の発掘

  やはり日本国内でまだ販売されていない斬新な商品を発掘するのが一番です。

  ネットで見つける等もありますが、商品のクオリティを見極める必要があり

  おすすめの一番良い方法は海外の展示会に赴くことです。

  以下のジェトロのホームページで世界各国の展示会を検索できます。

  見本市・展示会データベース(J-messe) - ジェトロ

  展示会に赴いて、良い商品が見つかったら出展社と直接、日本で販売したい

  旨交渉するのです。英語は完全でなくとも構いません。要は熱意です。

  自社に独占販売させてほしいという要望を出しても結構あっさりOKして

  くれるケースも多いです。

  (当然ながら以下の2で示したような方法で国内販売に最大限の努力が必要

   です)

  販売権獲得の際、お金を要求してくる会社がまれにありますがそういった会社

  とは取引しない方が無難かと思います。

  事前に用意するのは、英語の名刺くらいです。

  今はLCCがありますので気軽に海外にも行けますね。

 

  すでに日本で販売されているような商品でしたら他社が販売権を持っており

  相手に断られるケースもありますが、意外なくらいあっさりと販売権は

  取得できます。

  その際、重要なのは相手の会社との相性です。うまくいく相手にはお互い

  良い印象を抱くものです。そういった相性を最初に判断するにも展示会で

  直接交渉するのが効果的だと私は思います。

  こちらがひとり会社でもなんら臆することはありません。

  特に自分一人会社と相手に伝える必要もありませんし相手会社が気にする

  こともほぼありません。

  有名な人気商品を国内で展開している会社も最初は小さく始めたところも多い

  と聞いています。

 

  商品はモノだけでなくソフトウエアだったりサービスだったりいろいろ

  あるかと思いますが、それぞれの展示会がありますので、自分の得意な分野

  や興味のある業態の展示会にまずは行って見るのが良いと思います。

  ただいきなり海外に行くというのが抵抗あるという方も多いでしょう。

  国内でも各地でさまざまな展示会が開催されていますので、いくつか行って

  みてはいかがでしょうか?

  すでに国内向けの商品開発をしている会社の販売代理店になるチャンスが

  あるかもしれませんよ。

 

2.法人顧客の見つけ方について

  さて本題です。

  商品は正直、こちらが売ってあげるのですから何とか調達はできます。

  問題はいかに大きく売り上げを上げるかですが、個人向けの数個単位の販売

  では利益なき繁忙となりがちです。

  私がおすすめするのは、国内の別の展示会で出展社として出展することです。

  これも上記1のジェトロの展示会で探してみてください。

  個人に毛が生えたような会社が大きな展示会に出展できるのか?と疑問に

  思いますよね??

  まったく問題ありません。

  費用は展示会にもよりますが数十万円から100万円台といったところです。

  展示ブースの装飾はあまり凝る必要はありません。また展示会期間のみ

  スタッフや通訳を派遣してくれるようなサポート会社はいくつもあります。

  

  日本を代表するような思わぬ大会社が展示ブースに訪れてくれることも

  あります。

  しかし残念ながら日本国内の展示会は単なる名刺交換の場としか機能して

  いません。

  展示会期間中にできるだけ多くの名刺を集め、後日1件1件会社訪問をし

  あらためてのご挨拶と商品の説明に回る必要があります。

  私は営業の経験がまったくありませんでしたが意外と何とかなるものです。

  私の経験では展示会出展をきっかけにいわゆる問屋、商社機能を持った会社

  との取引で一気に販路が全国に拡大しました。

  ぜひ恐れずにチャレンジしてみてください。

 

3.PL保険について

  物販ですが、万が一販売した商品でお客様に思わぬ危害や器物破損が生じた

  場合の法人向け保険があり、通称PL保険と呼ばれています。

  売上が少ないうちはせいぜい年間1万円少しの掛け金ですので必ず加入して

  おきましょう。会社によっては売買契約の締結はPL保険加入が条件の場合も

  あります。

 

4.注意事項

  残念ながら商品取り込み詐欺等を行なう悪辣な会社もあるようです。

  きちんとした売買契約書も無しにいきなり大量オーダーをしてくる会社は

  まずありません。取引の場合は事前に相手会社の素性を十分確認しましょう。

 

5.その他、パッケージ、デザインや各種作業の依頼について

  クラウドワークスやランサーズを活用すれば優れたパッケージデザインや

  ロゴ、商品ラベルやカタログ等作成できます。

  細かいところは上記の法人販売が決まったあと相手会社の要望を聞きながら

  詰めていけば良いでしょう。

 

以上、簡単ではありますが、自分の経験を記してみました。

何かの参考になれば幸いです。